生きる力を高める心のワークショップ「PReIS」の活動報告
9月23日(金・祝) 晴れ。さわやかな秋空!
今日は2名欠席だったけどほぼフルメンバーが集まれた!
全部で9名、初めて会うメンバーもいるし、学年も所属もバラバラなメンバー。
だけど前回緊張で眠れなかったメンバーも、今回は楽しみでわくわくしていたと話してくれました。
まずは自己紹介。自分のことを話すのがスムーズになってきました。
すごいな、スタッフはかみかみです(笑)
さてさて、今日もまたお菓子作り。
いくつかのレシピから人気投票に選ばれた「さつまいもパウンドケーキ」を作ることになっています。
レシピは事前にみんなと共有して、改めて作る手順などを確認します。
「じゃあわたしはバターを測るね」
「じゃあわたしはボウルと泡だて器をとってくる!」
名前を呼びあいながら、それぞれが役割や動きを確認しあっている姿が印象的でした。
作業中は、最近の出来事、チャレンジしたこと、出会ったこと、感じたこと…
それぞれがいろんなエピソードを語り合う。
「さつまいも切るのわたしやります!!」
包丁使うのあんなに不安だったけど、今は率先してチャレンジして、とても上手になっています。
はるかさんバラバラ事件が発生し(紅はるかという種類のさつまいもだったため、そう名付けられた 笑)、その行く末がサスペンス劇場なみのストーリーで繰り広げられていく(笑)
「固いと難しいねー。でも、自分でやりたい!」
オーブンで焼いている間に、心のワーク(対話の時間)
聴く、感じる、質問する、聴く・・・
メンバーの話に耳を傾け、興味を持って質問する姿も活発になってきました。
相手の想いを知り、それぞれの距離感が近づく。
「それはくやしかったよね」「もっと自分を大切にしてもいいよ」「誰かに相談してみたらどうかな」
あたたかい「想い」や「アドバイス」も行き交う。
人と人、グループメンバーの想いが交わりあい、ふんわりと繋がりを感じる空間。
誰もが話せる場を持っているわけではない。
その時の家庭や学校、その他の環境によっては、言葉にすることが出来ず(またはあきらめ)、自分の想いや気持ちに蓋をしてしまい、いつのまにかわからなくなってしまうこともある。
そんな気持ちに気づいたり、言葉にする方法を取り戻した後に、次のアクションに繋がる。
メンバーの中には、これまで話す方法にたどり着けずに伝えることが出来ていなかった自分の想いを家族に伝えたり、避けていた人との繋がりを求めて新たな環境に踏み出しているメンバーもいました。
また、これまでは向き合うことを避けていた「これから」について、先輩の話などを聴きながら気持ちに変化が生まれ「まずは見学にいってみたい」という発言も。
ちょっとした機会、ちょっとした時間、そこで生まれる大きな変化。
そうこうしていたらあっと言う間に時間が過ぎて、パウンドケーキも焼きあがる。
外はサクッ、中はふんわり✨
「めっちゃおいしい!!!」
「なにこれ、いくらでも食べられる」
「はるかさん、最高にあまーい」
お茶しながらパクパク。そしてエピソードトークも止まらない。
「あー―――――、帰りたくないなぁ。もっとお話ししたい!!」
帰りは名残惜しく、そして柔らかな表情で帰宅していきました。
また来月、会えるのを楽しみにしているよ。